ナパームは80年経っても燃えるし決して消えないから持ってきちゃダメよ

今日は終戦の日ですね。

今年は特に戦後80年てことで日本のテレビなどでもいろいろ特番が組まれているようですね。

さてサイパン島の隣りにはテニアン島があります。

広島や長崎に落とされた原子爆弾はここから運ばれました。

そのテニアンにダンプコーブと呼ばれるダイビングポイントがあります。

このポイントには米軍が破棄した各種車両やプロペラなどの残骸が沈んでいます。

ダイビングでは通常水中のものは何も陸に持ってあがってはいけないということになっていますが、このポイントは特に何も持ってきてはいけません。

戦時中日本に大量に落とされた焼夷弾、その中に詰められたナパームがまだ水中に残っているからです。

ナパームとはなんぞやというところはChatgptが以下のように説明してくれました。

ナパームは、もともとは戦争で使われた「とても燃えやすいゼリー状の液体」です。

ふつうの火は、紙や木に火がつくとその場所だけ燃えますが、ナパームは油のようにベタベタしていて、物にくっつくと簡単には落ちません。そのため、一度火がつくと長い時間燃え続けて、しかも広がりやすいという、とても危険な性質を持っています。

材料は、ガソリンのような燃料に、「ゼリー状にする粉(アルミ石けんなど)」を混ぜて作られます。この粉がガソリンをドロドロにして、飛び散っても物に貼りつくようにしてしまうのです。

なので、ナパームは非常に危険で、人や建物、森などに大きな被害を与えるため、今では多くの国で使うことが禁止されています。

大変キケンなので、ダイビングスタッフはここで潜る前全員に絶対何も持ってこないように説明を徹底しています。

ですが、まれにそうでないところもあるようで。

何年か前、とあるダイビングショップがウチのボートを借りてテニアンへダイビングに行ったときのこと。

ナパームはクリスタルのような色をしているのでキレイで欲しくなったのでしょう。

その中の一人がBCDのポケットにそれを入れてボート上に戻ってきちゃいまして。

このナパーム、水の中にある分には問題ありませんが空気に触れた瞬間発火します。

みるみるうちにBCDが燃え始め

その火を見たボートキャプテンマサ氏はボートの燃料が漏れ出したと思い、足で火を消そうとしました。

ですが焼夷弾の燃料が足で消えるはずもなく、マサ氏はそのとき足にかなりのヤケドを負いました😢

それはあわてますよ、燃えてる場所の下にボートの燃料タンクがあるんですから。

燃料タンクに引火したらボートは爆発します。

次にボート備え付けの消火器を使って消火を試みますがナパームは普通の消火器では消火できません。

周辺にいた他のダイビングボートもそれに気づいて消火器を貸してくれ計3つの消火器を使用しましたが結局消えず。

ナパームは一度発火したらそれがすべて燃え尽きるまで何をしても消えません。

ナパームは900℃~1,300℃の高温で燃えつづけるため、ボートに敷いてあったゴムマットも燃えて溶けてしまいました。

そのままでは人もボートもキケンなため、ナパームが付着して燃えているものはすべて海に投棄、何度も海水をくみ上げてボートデッキに残っているナパームもすべて洗い流してようやく鎮火となりました。

80年以上前の兵器が80年近く経過してなお大事故を引き起こす可能性があることに皆衝撃を受けたのでした。

皆さま、くれぐれもナパームにはお気をつけください。

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